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神奈川県による保育士支援の現状と子育てしやすい街情報

神奈川県による保育士支援の現状

神奈川県は保育所の増設も進めており、受け入れ児童数は年々増えています。一方で入所希望も殺到し続けているため、保育士の手が足りていないという問題も抱えています。

神奈川県の横浜市は、宿舎借り上げ支援事業をして支援をしたり、更衣室・休憩所の整備のための費用補助をしたりと、待遇改善に力を入れている自治体の一つ。保育士を目指す方や現役保育士、潜在保育士に向けた支援を着々と進めているようです。

さらに、保育士修学資金貸付等事業は保育士人材確保のための政策です。神奈川県では未就学児を持つ保育士に対して保育料の一部貸付(返還免除あり)を行っているなど、大々的に保育士の確保に力を注いでいるエリアです。

?保育士修学資金等貸付事業 – 神奈川県ホームページ

待機児童が解決されない背景~問題山積みの保育士不足

1990年以降、都市部では待機児童数が急増しています。待機児童対策のため、保育所の新設が催促されましたが、急激に増加させるのはとても困難でした。付近住民の強い反対から、そもそも保育所の設置がスムーズにいかなかったという事情もあります。

増設してからは、保育士の人数が不足し出しました。その背景には日本の保育所制度にも原因がありました。日本の保育所制度において、児童の年齢が下がるごとに公的負担は増していきます。つまり保護者にとっては、3歳未満で保育所入所させたほうが経済的なメリットが大きいのです。これが、「3歳未満の子どもを預けて働きたい」という需要に拍車をかけ、待機児童の増加と保育士の不足に拍車をかけています。

そんな神奈川県ですが、待機児童問題・保育士不足問題の解決策に取り組み、子育てしやすいエリアというのも見えてきました。

子育てしやすい街情報

神奈川県の子育てがしやすい街としてあげられるの、横浜市と厚木市の取り組みをご紹介しましょう。

保育コンシェルジュによるサポートが手厚い 神奈川県横浜市

待機児童ゼロを達成するという偉業を成し遂げた、神奈川県の横浜市。
こちらでは、保育コンシェルジュと呼ばれる、保育に関する相談員を配備することで、保護者と向き合い、ご家庭に合わせた支援を行うことに成功しました。

保育コンシェルジュは、保護者の方の相談に乗り、各ご家庭に合わせた対策方法、サポートを提案していくことが仕事です。
認可保育所や保育施設、幼稚園などの、保育施設の紹介、斡旋を始め、様々な子育てに関するケアを行ってくれる存在として、保護者の方をサポートしていきます。
これにより、初めての育児に孤軍奮闘して悩んでしまう保護者を激減させ、適切なケア、サポートを行なう事が出来るようになったと言えるでしょう。

また横浜市では、横浜子育てサポートシステムと呼ばれる、子供を預けたい人と、預かってくれるご家庭をマッチングするシステムも充実。
安心して預けられるご家庭のみを対象としていますので、保育施設にあぶれてしまった場合も、働きに出られるという親御さんが多いでしょう。

他にも、神奈川県では保育士を目指す学生に向けた支援制度や、小さい子供を持つ保育士を支援する制度、ブランクの長い保育士へのサポートなど、保育士の数を増やす施策も多数行っています。
他県と比較した際の保育士の給与も高く、首都圏では東京に次いで2番目に高い年収が設定されています。

このように、育児施設の充実、サポートシステムの充実が積極的に行われているのが、横浜市の大きな特徴です。
子供達が自由に遊べる施設や、教育に関しての特殊なカリキュラムなど、青少年の育成に関して、積極的な取り組みが行われています。
東京と比べて住宅の価格もリーズナブルなので、引っ越しを検討している方は一度物件を確認することをお勧めします。

子育てにおすすめの施設が目白押し 川崎市

神奈川県の川崎市にも、育児にまつわる様々なサポート制度、子育てサポートがある事で知られています。
授乳やおむつ交換などの育児、家事を手伝ってくれるヘルパーさんを利用できる、産前産後家庭支援ヘルパー派遣事業など、ママにとっては非常に有り難いシステムと言えるでしょう。
若い頃から子育てに取り組む方でも、仕事をしながら子育てをする事ができるようなサポート体制を推進している点が大きな特徴になります。

また、お子さんがある程度大きくなったら利用できる育児施設が多い点も特徴です。
例えば、長期休業中の間子供を預かって貰える、わくわくプラザという学童保育を始め、川崎サイエンスワールドなど、教育的要素を兼ね備えた施設も充実しています。

川崎では特に、小中学生のお子さんを対象とした、様々な教育プラン、それに基づく施設を活用することが出来る点が、魅力と言えるでしょう。
保護者の方だけでは無く、お子さん自身もいろいろな経験をする事ができる、様々な勉強をする機会を得られる点が、川崎市ならではの魅力です。

このように神奈川県近辺は、積極的に子育て支援に取り組んでいる地域が多くあります。
保護者の方のサポート、お子さんへのケアを始め、施設、設備が充実している所が多い点が、魅力と言えるでしょう。

保育士さんにおすすめしたい神奈川県の保育士求人情報

こうした取り組みに加え、保育士確保の問題解決にも力を入れている神奈川県。神奈川県で働く人の平均年収は他県と比較し高めで、お給料のアップも目指せるところでしょう。

?参考記事「神奈川県は就職や転職がしやすい?