葬儀を行うこととなった場合の段取り
身内が亡くなった時には、親族が中心となって葬儀を準備していかなければいけません。
実際に身内の葬儀を行った人の多くが感想として漏らすのが「忙しすぎて悲しんでいる暇がなかった」ということです。
これは決して極端なわけではなく、本当に葬儀というのは最後まで執り行うのはとても大変です。
まず最初にすべきこととしては、医師に死亡を確認してもらったあとに遺体の処置(エンゼルケア)をしてから、自宅もしくは斎場など一時保管をする場所に遺体を移動します。
そこで親族などの関係者を集めて葬儀についての話し合いをし、喪主や葬儀の形、予算を決めていきます。
葬儀社が決まったらあとは実務的なことはそちらに依頼をすることができますので、喪主や施主など葬儀の責任者を中心に、親族がお互いに協力しながら役割をこなしていきます。
自宅から斎場に遺体を運ぶ「納棺」を済ませたら、そこでお通夜と葬儀・告別式をすませ、式が終わったら火葬を手配します。
火葬が終わるとそこで「お骨揚げ」をして還骨法要を行い、最後に参列者とともに精進落しの会食をして終わりになります。
葬儀会社の選び方のポイント
かつては近所の人たちで用意していた葬儀ですが、現在ではそのほとんどを葬儀会社が担当します。
葬儀会社は地元密着のサービス会社だけでなく、全国規模で展開している大手もおり、どういった方法で依頼をするかの幅もかなり広くなってきました。
国民生活センターには葬儀サービスについて相談が寄せられているのですが、これは2003年には187件であったものが2012年まで702件まで増加しています。
この相談のほとんどが料金に関することです。
葬儀会社から出された見積もりの内容が不明瞭であったり、喪主や施主に了解なく勝手に高額のオプションがつけられていたというようなことが大半を占めています。
葬儀の席ではできるだけ余計な争いはしたくないものですが、質の良くない葬儀会社を選んでしまうと終わった途端に高額の請求書が回ってくるなどトラブルが発生してしまいます。
葬儀会社を選ぶ時には、サービス内容だけでなく見積もりをしっかりと出してくれたり、説明をきちんとしてくれるような信頼できるところを選ぶことが大切になってきます。
神奈川で葬儀会社を見つける方法
神奈川県内で葬儀をするのであれば、地元に詳しい会社から選ぶことがおすすめになります。
例えば公益社は神奈川県を中心に展開している葬儀サービスであり、近くの斎場やそこでできるサービスなどを検索することが可能です。
インターネットでは葬儀会社と検索をするとたくさんの会社やサービスが表示されますが、まずは内容を確認して最初に見積もりを依頼してみてください。
見積もりは一社だけでなく複数に依頼をすることで、担当者の様子などを知ることができます。
おすすめ葬儀会社
神奈川県内での葬儀では、まず大手の葬儀会社がおすすめです。
公益社やアーバンフューネスといった大手の企業はネームバリューもあり、全国的にサービスが展開しているという安心感があるでしょう。
一方で古くから住宅地として発展してきた神奈川県の横浜市や川崎市には、地元密着の小さな葬儀社も多く営業しています。
全日本葬祭業共同組合連合会では小さな葬儀店が多く登録しているので、小規模なところを探すならそちらを利用するのが便利です。