神奈川県の有効求人倍率って?
全国規模で人手不足が顕著に表れる現代社会だが、厚生労働省の調査によって、
神奈川県は有効求人倍率の低い地域である調査結果が出ています。
2018年11月時点の有効求人倍率は、最も高かった東京都の2.13倍に比べ、
神奈川県の1.21倍となっており、これは全都道府県中3番目の低さです。
倍率が低いのであれば、神奈川県は人手が足りているのかと言えばそうでも無く、パートや派遣で補っているケースも多く、高度なスキルを持った人材が少ないという問題を抱えています。
そのため、中小企業の起業から経営を支援する公益財団法人「神奈川産業振興センター」では、企業に対する助成金の交付や、働きやすい職場づくりへのアドバイスなど通じて、これらの問題を解決に取り組んでいるのです。
神奈川県で不足している人材は?
神奈川県は、医療や保育・建設業などの専門性の高い職場における人手不足が顕著であるため、秀でたスキルを持っている人であれば、神奈川県に就職や転職をする際にも、仕事が見つけやすいでしょう。
とくに医療は、在宅医療などの需要が高まっていることを背景に、医師不足が如実に表れているため、看護師や薬剤師などを中心に求人の数が年々増加しているほど。
中でも薬剤師は、紹介派遣などの働き方が認められているので、薬局や
ドラッグストアにおいても需要が高まっているのです。
他にも、待機児童が多いと言われている神奈川県。
少しでも多くの潜在保育士の再就職を目指すべく、働き方の幅を広げたり、就職フェアなどを通して保育士としてのやりがいや楽しさを広げようと色々な策を講じています。
子どもが好きならばぴったりの仕事ですし、子育てが落ち着いたママさん保育士がパートで保育士の仕事を希望していることも多いです。
このように、地域で差は出るものの、就職・転職がしやすい業界というのは存在しますので、自分のこれまでの経験やスキルなども考慮して、神奈川県で仕事を見つけられるようにしましょう。