鎌倉エリアの特徴、魅力、家賃相場
神奈川県内の中でも、居住地として人気が高いエリアとなっているのが鎌倉市です。
鎌倉と言えば全国的にも有名な寺社が多く集まるエリアであり、また関東圏有数のリゾート地としてもよく知られています。
神奈川県は大きく5つのエリアに分かれますが、このうち鎌倉市は三浦半島に位置する横須賀三浦地域に分類されています。
北側が横浜市と隣接しており、交通アクセスもJR東京駅から約110分です。
市内を移動するのに最も多く使用されているのが江ノ島電鉄で、JR横須賀線・湘南新宿ラインの鎌倉駅から乗り継ぎをして海岸線をずっと走って藤沢市にまで抜けることができます。
住居地として人気が高いのもこの江ノ島電鉄の駅周辺で、横浜方面にもすぐに抜けることができるので、住みやすさとしてはかなりよい位置にあるといえるでしょう。
その一方で有名観光地ということや古くからの住宅地であったということから、家賃相場が神奈川県内でもトップレベルに高いという問題もあります。
景観に恵まれた海沿いの賃貸住宅になると本当に目玉が飛び出るくらい家賃相場が高くなっているので、気軽に「こんなところに住みたいな」という候補には上げない方がいいかもしれません。
参考までに神奈川県全体の平均家賃は8.3万円となっていますが、鎌倉市の平均は9.4万円と1万円以上も高い価格となっています。
9万円台の地域としては周辺の逗子市や葉山町などの高級リゾート地があり、横浜市の中区や青葉区よりも高いと言えばどれくらいのインパクトがあるか分かるのではないでしょうか。
芸能人や文化人の住宅も多い地域
家賃が高いというと住みにくいイメージがありますが、逆に言うと富裕層が多く集まる地域ということで、治安面や住民サービスが充実しているということにもなります。
都内を離れたところに住宅を構えるためにわざわざ鎌倉市にマイホームを持つ芸能人や文化人も多く、町並みを歩いているとそうした人たちとすれ違う可能性もあります。
何よりもただ町中を歩いているだけでも楽しいという景観の美しさがあり、満足度の高い住環境としては神奈川県内でも有数と場所です。
横浜市や川崎市の中心地のような大型商業施設が密集しているということもないため、夜は静かな時間を過ごすことができます。
夏場などになるとビーチ周辺でイベントが多く開催されるので海辺がやや騒がしくなってしまうかもしれませんが、年間を通して落ち着いて生活をすることができるエリアであると言えるでしょう。
なんと言っても町中の雰囲気の良さが一番の特徴になっているのが鎌倉市なので、一度は住んでみたい町としてのブランドはかなり高いと言えるでしょう。